2008年10月31日
Aparecida ブラジルツアー2008 レポート5
帰国が明日に迫った我々御一行、まず午前中はタクシーに乗ってモルンビ墓地へ。この墓地にはエリス・レジーナや、F1ドライバーのアイルトン・セナが眠っています。モルンビ地区は高級住宅街にあり、高層マンションを幾つも抜けた見晴らしの良い高台に墓地はあります。リオのサン・ジョアン・バチスタ墓地とは違い、こちらの墓地は地面にプレートが埋めてあるだけのシンプルな作りです。エリス・レジーナのお墓を見つけると、みんな神妙な面持ちでお参りしました。
午後からは先日再会を果たしたミュージシャンのヘナート・ブラスから「自宅に遊びにおいでよ」と言われていたのでお邪魔することに。ピニェイロス地区にある彼のマンションは、そんなに大きくはありませんが、シンプルながらもきれいにまとまっています。ブラジル北部風のスープや、イタリア風のリゾット、イチゴとクリームのデザートなど、彼が直々に手作りした料理の数々をご馳走になりました。どれも美味すぎ!ミュージシャンになってなければ一流のコックになっていたところでしょう(笑)。
食事の後は、ギターを取り出してくれてミニ・コンサートが始まりました。たった4人の為に弾き語りしてくれます。シコ・ブアルキやエドゥ・ロボのナンバーなど、リクエストにも応じてくれます。なんと贅沢な午後でしょう。一人息子のアントニオ君が昼寝から起きてくると、ヘナートが「日本から僕の友達のサムライが遊びに来てるよ!」と紹介、チャンバラごっごして一緒に遊びました(笑)。名残惜しいですが、そろそろおいとまする時刻。日本での再会を誓って固くアブラッソ。
タクシーに乗り込み、向かうは南部地区の巨大ショッピングセンターへ。「海の無いサンパウロでは、若者はショッピングセンターで遊ぶ」と言われますが、ブラジルのショッピングセンターは超巨大です。今夜はこのショッピングセンターの中にあるフードコート内で、フェルナンダ・タカイがソロ・コンサートをやるという情報を聞いたので駆けつけました。
会場にについてまずビックリしたのが、そのステージの広さと豪華さ。日本のデパートの屋上でのライヴなどとは全然違って、機材や照明などちょっとしたライヴハウス級です。ステージの前にはパイプ椅子ですが、500席は置いてあります。これで無料というから凄いですね!
ショウが始まる1時間前くらいに着いたのですが、サウンドチェックをしていたスタッフが「おおウィリー、無事ブラジルに着いていたのか!」と声をかけてくれました。そう、9月上旬のパト・フーのジャパン・ツアーに彼も一緒に来ていたのですが、その時「9月下旬にブラジルに行くからみんなに会いにいくよ!」と言っていたんです。覚えていてくれたんですね。「一緒について来い!!」と楽屋に呼ばれると、フェルナンダやジョン、ドドゥなど、日本で仲良くなったパト・フーの面々が談笑していました。
私達に気づくと、ジョンが「おお、みんなよく来たなあ!今日は楽しんでってくれよ~!」と。フェルナンダも「オヒサシブリデス~。」と随分上手になった日本語で話してくれました。
一旦客席に戻って、いよいよショーがスタートします。内容は日本でのフェルナンダのソロ公演とほぼ一緒、ナラ・レオンに捧げたステージです。「小舟」は日本語で歌っていましたよ。無料のインストアライブなのにキッチリ1時間半やってくれました。ショウが終わった後、楽屋に「パラベンス~」と伝えに行くと、フェルナンダ直々に「打ち上げにポルトガル料理を食べに行くけど一緒に行く?」とありがたいお誘いが。「もちろん!」と答えて打ち上げに同行させてもらえることに。
打ち上げ会場となったポルトガル料理店には、パト・フーと一緒に日本に来ていたTP4のメンバーも待ってくれていました。再会を喜び乾杯!ブラジルで初めてポルトガル料理を食べましたが、これも美味しい!!「いつ日本に帰るの?」と聞かれ、「明日の飛行機なんだ。」と言ったら、「ええ、もったいない、もうちょっと滞在できないのか?今週末はテレビ番組の収録があるから見学しに来いよ!」と。もの凄く残念ですが、それはさすがに無理なので、泣く泣く断わりました...。
夜も更け、またお別れタイム。「今度は日本で会おうね!」と一人一人に握手とアブラッソ。なんか日本に帰りたくなくなりました...。
一夜明けていよいよサンパウロ最終日。午前中はショッピング・タイムにして、各自買いそびれたものを買い出しに。パンディロを買いに楽器屋に行く人、おみやげを買いに近くのスーパーに行く人、私はセントロのほうに繰り出して古本屋と中古CD店をチェック。何気に入った街のランショネッチで食べた日替わり定食の美味いこと!!しかも5.8R$(約400円)と激安です。
ホテルに戻ってチェックアウト、空港までの送迎バスがやってきました。みんな来た時とは倍以上になった荷物を抱えてバスに乗り込みます。名残惜しいんですが、それ以上に「また来るぞ!」という気持ちが大きいです。それは今回のツアーで初めてブラジルに来た参加者の皆さんも同じみたいで、「次はミナス行きたいなあ!」とか「ベレンやマナウスにも行こうよ!」とか、帰りのバスなのに次来る時の話ばかりしていました(笑)。帰りの飛行機はあっという間、つかれているので熟睡です。気が付いたらもう成田でした。
何度行ってもブラジルは面白い国です。確かに危険な面もありますが、充分注意して楽しめば、日本にいては気がつかなかった世の中の事や、日々の楽しみ方、そして人間が本来何のために生きているのか、そんなことまで考えさせられます。これからもブラジル通いは止められそうにないですね(笑)。5週に分けて紹介したこのAparecidaのブラジルツアーですが、来年も開催する予定ですので、これを読んで興味を持たれたら是非お気軽にお店(TEL:03-3335-5455)までお問い合わせください。
さて、約2年間(毎日連載していた旧Agora Simからだと約3年間)連載していたこのコーナーもこれで最後となりました。私はブラジルの音楽を中心に御紹介しましたが、この連載を通じてブラジルの雄大さ、奥深さ、柔軟さ、ヘンテコさ(?)など感じて頂けたら幸いです。とにかくブラジルは面白い!!これからもいろんな所でブラジルの魅力を伝えていこうと思っていますので、どこかで見かけたらお声をかけて下さいね。
それでは、また!!
Willie Whopper
2008年10月24日
Aparecida ブラジルツアー2008 レポート4
(先週より続き)
リオデジャネイロ国内線空港、サントス・ドゥモンよりサンパウロ目指して飛び立ちます。離陸直後にポン・ヂ・アスーカルの上を旋回、迫力ある風景が目に入ってきます!約45分でサンパウロのコンゴーニャス空港に到着しました。日系人街、リベルダーデのホテルにチェックイン。部屋ではNHKも映るし、邦字新聞も置いてあります。フロントのスタッフは日本語も対応可能。みな久しぶりにホッとした表情です。
早速、夜のライブ情報をチェックすると、この春に初来日公演を行ったヘナート・ブラスが出演するショウがあるではないですか!しかもホテルから歩いていける距離。すぐに準備をしてみんなで会場に向かいました。この日のメインの出演者は、あのウィルソン・ダス・ネヴェス。60年代から第一線で活躍しているブラジルを代表するドラマーです。最近はシコ・ブアルキのバンドで活躍していますね。彼はドラムの他に、歌手としても活動しているのですが、この日は自作のサンバ・ナンバーばかり歌うという内容のショウでした。
彼の楽曲は、マランドロ気質というか、ちょっと渋目の曲が多く、客席の年齢層もやや高めです。ちなみにドラムは一切演奏しませんでした(笑)。ステージ途中、ヘナート・ブラスと、最近サンパウロで話題になっている女性シンガー、ファビアーナ・コッザがゲスト出演、パゴーヂやルーツ・サンバとはまた一味違った、モダンできらびやかなステージをみせてくれました。
終演後、楽器を片付けていたヘナートに声をかけると、「おお、ブラジルに来ていたのか!」と大喜び、「みんなを紹介するよ!」と楽屋に入れてくれました。既に楽屋の中には、先ほどまで出演していたミュージシャン、プロモーターなどの関係者、テレビや雑誌の記者、どさくさにまぎれて入ってきた熱心なファン(笑)でごったがえしています。ヘナートがミュージシャンを一通り紹介してくれました。
その後「食事にでも行こうよ」とヘナートに誘われ、日本料理屋へ。ラーメンがあったので頼んでみましたが、日本のものとはかなり違うものでした...(笑)。ヘナートが「近くに、いろんな人が集まって歌っているバールがあるんだけど、興味ある?」というので行くことに。オレンジ色を主体とした可愛らしい店内は20人ほどの人達が集まっていて、すでに演奏が始まっていました
ヘナートに「実は、一緒に来ているツアーの参加者で、日本で音楽活動している人がいるんだけど」と言ったら、「え、本当?歌って!歌って!」と。そう、このツアーの参加者のMさんは日本でブラジル音楽の演奏をしている人で、今回がブラジル初旅行。滞在中にどこかで演奏できないかな、とずっと思っていたそうです。
サンパウロ2日目、3日目は、歩いて市内観光を。まずはリベルダーデの日系人街のお店を冷やかしながらウィンドウ・ショッピング。最近は中国系や韓国系の店が激増しているそうで、歩いているとポルトガル語、日本語、韓国語、中国語といろんな言葉が耳に入ってきて、いったいどこにいるのか分からなくなりそうです。
メルカダォンという食料品の卸市場では名物のパステルを頬張りました。アヴェニーダ・パウリスタでは連立するビルの不思議な形にみなビックリ。古本屋や中古CD店を物色しながらヘプブリカ方面へ。
サンジョアン通りとイピランガ通りの交差点までやってきました。そう、ここはカエターノ・ヴェローゾが作った「Sampa」という曲の歌詞の冒頭に出てくる交差点なのです。歌われたのは古き良き時代のサンパウロ、現在では当時の面影はほとんど見られなくなったそうですが、所々に当時の面影が残っています。
サンパウロでは比較的のんびり過ごしたのですが、帰国前夜にあっと驚く出来事に遭遇したのです!
(以下、来週、最終回へと続く)
Willie Whopper
2008年10月17日
Aparecida ブラジルツアー2008 レポート3
(先週より続き)
サルヴァドールから飛行機で約2時間、リオデジャネイロ国際空港に到着しました。
一行がまず目指したのは、ボタフォゴにあるサン・ジョアン・バチスタ墓地です。リオ市内で最大級のこの墓地、東京の青山墓地みたいな感じで、多くの偉人や芸能人が眠っています。中に入ってすぐの左側にアントニオ・カルロス・ジョビンのお墓がありました。今回のツアーのメンバーの多くはボサノヴァが好きな方でしたので、皆さん神妙にお参りしました。
近くには8月に亡くなったばかりのドリヴァル・カイミのお墓も。他にもカルメン・ミランダやクララ・ヌネスのお墓にお参り。ナラ・レオンやヴィニシウス・ヂ・モラエスもここの墓地に埋葬されているのですが、暗くなってきたので今回はここまで。
夜はラパ地区の名クラブ、リオ・セナリウムで開催されたサンバ・ロック界の若手、ジョアン・サビアのショウを聴きに行きました。
一夜明けて、リオ2日目はコパカバーナとイパネマ散策です。CDショップで大人買いしたり、日本では手に入らない楽譜を探したりと、この日は皆さんショッピング・モードでした。食事はレストラン「イパネマの娘」にてピッカーニャを。ボサノヴァの名曲「イパネマの娘」が作曲されたレストラン、として有名なこの店ですが、実はピッカーニャが美味しい店としても知られています。昼からビールを飲みピッカーニャをパクついて幸福なひと時。
3日目はセントロのほうに出かけてみました。楽器屋街を散策したり、小さな小売店がひしめきあうアメ横みたいなメルカード・ウルグアイナに行ったり。リオデジャネイロはコパカバーナやイパネマなどのゾナ・スル(南部)が観光客には有名ですが、こういったセントロの地元の人が遊んでいる地区も面白いです!(くれぐれもひったくりやスリには注意して!)
その後、新聞でチェックしていたジョアン・ドナートの無料ライヴを聴きにウルカへ。ジョアン・ドナート・バンドのメンバーに私の友人のミュージシャンが参加しているのですが、彼が楽屋に入れてくれてドナートとご対面!「ブラジル音楽ツアーをやっているんだよ!」というと、「リオはいい街だろ!」といつものニコニコした調子で答えてくれました(笑)。
午後はおまちかね、サン・クリストヴァンのノルデスチのフェイラへ。ここは地元に住んでいる北東部出身の人々の遊び場で、週末には5万人近くも入場するとか。珍しいノルデスチ料理に舌鼓を打ち、食材店やCDショップ(リオの街の中とは品ぞろえが全く違う!)を冷やかしながら散策していると「今夜アメリーニャのショウ開催!無料!」のポスターが目に飛び込んできました!!
アメリーニャといえばゼ・ハマーリョの奥さんで、絶対に日本に来なそうなノルデスチを代表するシンガーです。ツアー参加者の皆さんと緊急会議、だいぶみんな慣れてきたこともあり夜は3班に分かれて行動することにしました。ボサノヴァ好きなグループはマリア・クレウザのショウを観にイパネマへ、サンバ好きな人はちょうどこの日に開催されたベッチ・カルヴァーリョのショウへ、そして私を含む北東部音楽好きはこのアメリーニャのショウを観ることに。
深夜12時過ぎから始まったアメリーニャのショウは、観客も子供からオバさんオジさん、そしておばあさん、おじいさんまでアット・ホームな感じです。80歳超えているような老夫婦がペアダンスで踊るのを見ると微笑ましくなりますね。アメリーニャのショウもパワフルな内容で2時間弱キッチリと歌ってくれました。いつの日か日本でも観たいですね...。
いよいよリオデジャネイロ最終日。この日は観光バスをチャーター、ポン・ヂ・アスーカルと念願のコルコバードの丘に行きます!!現地ガイドさんと一緒に行動したので説明も的確です(笑)。残念ながら曇り空だったものの、コルコバードから眺めるリオは快晴時より幻想的。まるで墨絵みたいです。もう少しゆっくりしたいのですが、空港に向かわないといけない時間に。次回の楽しみに取っておきましょう。
マラカナン・スタジアムの横を通ってサンバ会場サンボドロモで一時下車、カーニバルで実際に使われた衣装を着て記念撮影しました。
空港に着き、帰国するグループとサンパウロに向かうグループと分かれました。来てみると分かりますが、ブラジルで過ごす時間は本当にあっという間です。名残惜しいですが、帰国組を見送って、我々はサンパウロに向かいます!!
(来週に続く)
Willie Whopper
2008年10月10日
Aparecida ブラジルツアー2008 レポート(2)
(先週より続き)
サルヴァドールの空港に着いた我々を迎えてくれたのは日本人ガイドのKさん。「どこかで聞いたことのある名前だなあ」と思っていたら友人の友人でした。いやあ世界は狭いです(笑)。15年以上この地で生活しているというKさんの説明を聞きながら、バスは空港からイタポアン海岸脇の国道を抜けてボンフィン教会を目指します。ちょうど日曜日ということもあり、バスから見えるビーチには多くの人でごった返しています。イタポアンといえば、ヴィニシウス・ヂ・モラエスとトッキーニョの名曲『イタポアンの午後』の舞台となった海岸です。この曲をいつも歌っているというツアー参加者の方は感慨深げでした。
翌朝、サルヴァドール2日目はペロウリーニョ周辺を散策します。まずは有名なペロウリーニョ広場、昔ここで奴隷がせりに掛けられていたそうです。ブラジルの文豪ジョルジェ・アマードの記念館やバイーアの歴史博物館、広場でやっているカポエイラなどを観て、いよいよエレベーターに!サルヴァドールと言えばこのエレベーターですね。1回の乗車料は40センターボ。25円くらいです。
下町に降りて、次に訪れたのはお土産屋がひしめくメルカド・モデロ。リオやサンパウロと比べても物価が安いサルヴァドールですが、ここではさらに価格交渉出来ます。私はずっと欲しかったカランカという魔除けの像をゲット。最初70ヘアルと言われたのですが半額の35ヘアルまでまけさせました(笑)。押しの強い人ならもっと安くできたかも?(後日サンパウロで同じものを見かけたのですが、130ヘアルもついていてビックリ!)
夜は毎日やっているというバイーアの民族舞踊のショウへ。カンドンブレの神秘的なダンスから、炎が出てる皿を振り回す演目(日本だと消防法で絶対出来なさそう)、そしてアクロバティックなカポエイラのステージ。入場者は外国人が多かったですがリオやサンパウロからの観光客も少なからずいたようです。夕食はゼ・ハマーリョにも似たヘペンチスタ(吟遊詩人)が弾き語りしているレストランでカニ料理を。これも美味かった!!
フェリーを降りると「ガイドやるよ!」と何人か声を掛けてきましたが、人の良さそうな青年にお願いすることに。ワーゲン・バスをチャーターして、見どころスポットごとに一時下車しながら彼の説明を聞きます。小さな町なので彼の知り合いに次々に会います。「今日は日本人のガイドをしているんだよ!」と誇らしげです。結局4時間ほど島のあちこちをガイドしてもらいました。気になるお値段は交通費込みで一人12ヘアル。なんと1000円弱でした。(後日、サンパウロの友人にこの話をしたところ、「リオだったらその10倍は吹っかけられるよ!」とのこと。出来れば事前にガイドを予約しておいたほうがベターのようです。)
楽しかったイタパリカ島を後にし、サルヴァドール最後の夜は野外ライブです!火曜の夜は街のあちこちで無料ライブが開催されているということを聞いていたので、ちょうど火曜になるようにあらかじめツアーを組んでいました。通りのあちこちからブロコ・アフロの音が聴こえてきます。教会の前の広場ではかつての大スター、ジェロニモがレゲエを演奏しています。中心の広場にあるステージではパゴーヂが。バイーアだけあってスタイルはパゴーヂ・バイアーノです。地元の人たちも大いに盛り上がっていました。
3日間のサルヴァドールを終えて次の訪問地はリオデジャネイロです!
(来週に続く)
Willie Whopper
2008年10月03日
Aparecida ブラジルツアー2008 レポート(1)
7月11日付の記事でご紹介した、ブラジル・スタイルのバールAparecida主催による本場のブラジル音楽を体感するブラジル・ツアー。先日、全2週間の日程を無事に終えて帰国しました!今週から4回に分けてこのツアーの体験レポートをお送ります。
今年、参加して頂いた方は全7名。全員、これが初めてのブラジル旅行です。皆さんそれぞれボサノヴァ・ギターを習っていたり、ポルトガル語を習っていたり、エスコーラ・ヂ・サンバに入っていたリと、何らかの形でブラジルに関心を持っている人達です。7名中、男性は1人だけで、あとは全員女性です。やっぱり女性のほうが積極的ですね(笑)。
9月の最初の週に旅行会社の方を迎えて事前説明会を開催しました。初めて訪問する国ということだけあって質問も飛び交います。特に治安面はしっかり聞いてくれました。
9月13日(土)、いよいよ出発日です。13時、スーツケースを抱えて成田空港に集まった皆さんの表情は期待と不安が入り混じっています。今回はコンチネンタル航空を利用しました。コンチネンタル航空は、アメリカのヒューストンかニューアークでトランジットとなります。マイレージの期限がないのが高ポイントです。
当初、飛行時間が短いヒューストン経由で申し込んでいたのですが、全員分のチケットが抑えられなくてニューアークに振り替えられてしまっていました。「ちょっと時間がかかるなあ~」と思っていたら、なんとこの日、ヒューストンをハリケーンが襲い、ヒューストン行きは欠航となったのです!空港カウンターは大混乱、もう冷や汗ものでしたが、不幸中の幸いというか、我々は無事に成田を離陸することができました。
飛行機の中はやや寒く、長袖のフリースでちょうど良いぐらいです。食事は3回出てきましたが、まぁこんなもんでしょう(笑)。少々仮眠を取って約12時間でニューアーク空港に到着しました。トランジットは5時間ほどあります。少々長く感じるかもしれませんが、これぐらいあったほうが私はちょうど良いです。アメリカの入国審査に1時間かかり(トランジットなのに意外と細かく聞かれました。)、気分転換にウィンドウ・ショッピングをしたり、レストランでまともな食事をしたり(笑)。
そうしているうちに離陸1時間前。チェックインが始まりました。ニューアークからサンパウロまでは約9時間です。ここで上手く眠れれば、サンパウロに着いた時はちょうど朝なので都合が良いので、頑張って眠るようにします。でもやっぱり目が覚めてトイレに立った時、ちょうどアマゾン上空から幻想的な夜明けが見えました。
午前9時、無事サンパウロ空港に到着し、入国審査も無事クリアしました!とうとう着きました、ブラジル!でも今回の最初の訪問地はサルバドールなのです。焼きたてのポン・ヂ・ケージョを食べたりしながら3時間ほど待って、サルバドール行きの飛行機に乗り込み、そこから更に2時間15分、自宅を出てから実に約41時間後、やっとサルバドールの空港に到着しました!!ヘロヘロですが、これから3日間はサルバドールを堪能します!!(続く)
Willie Whopper
2008年09月26日
トニーニョ・オルタも来日!!

来日ラッシュの波はまだまだ続いています!!日本でも人気の高いトニーニョ・オルタ自身のバンドによる公演も決まりました!!
トニーニョ・オルタはミナス州出身の歌手&ギタリスト。ミルトン・ナシメントやロー・ボルジス達と一緒に、70年代の「クルビ・ダ・エスキーナ」ムーブメントの牽引役として活躍しました。ジャズ界でも評価は高く、あのパット・メセニーが絶賛、ハービー・ハンコックやウエイン・ショーターなどジャズ界の巨人とも度々共演しています。日本でも矢野顕子さんなど熱烈なファンは多いですね。最近は韓国やシンガポールでも公演している国際派ミュージシャンです。
そんなトニーニョですが、約10年振りに自身のバンドによる来日公演が決定しました!ブラジル国内ではいつも一緒に演奏しているいわばファミリーバンド、息もピッタリですね。フルートのレナはトニーニョの実の妹です。会場はライブ・レストランなので至近距離でバッチリ観れますよ。
日本で本格的なミナス・ジェライスの音楽を味わえる貴重なチャンスです!お見逃しなく!!
■ Toninho Horta & ORQUESTRA FANTASMA
<東京公演>
日時:10月1日(水)2日(木)
会場:ビルボード東京
<大阪公演>
日時:10月4日(土)
会場:ビルボード大阪
出演:
Toninho Horta(Electric Guitar, Acoustic Guitar, Vocal)
Lena Horta(Flute)
Andre Dequech(Keyboards)
Iuri Popoff(Bass)
Nenem (Esdra Ferreira)(Drums)
Willie Whopper
2008年09月19日
マリア・ヒタ、来日決定!!

ジョルジ・ベン・ジョールやパト・フー、ジルルベルト・ジルといった大物アーティストの来日が相次いだ9月、息つく間もなくまたまたビッグな来日情報が入ってきました!!それも初来日です!!その人の名は...。
マリア・ヒタ!!です!!
ブラジル音楽をきちんとチェックしていれば既にマリアの名は耳にされていると思いますが、知らない人がいるかもしれないので念のため説明致します。マリア・ヒタ・マリアーノはブラジル音楽界最高の女性シンガー、エリス・レジーナと天才キーボーディストのセザール・カマルゴ・マリアーノ夫婦の娘として誕生しました。
現在、レーベルTrama社の社長ジョアン・マルセロ・ボスコリや、シンガーとして活躍中のペドロ・マリアーノの妹になります。早くして母親と死別したマリアは、学生時代ははジャーナリストとなるべくニューヨークで勉強していました。卒業後、ブラジルに帰ったマリアはやはり歌の道を選びます。
ミルトン・ナシメントなどの後押しもあり、2003年、遂に1stアルバム『Maria Rita』を発表、リリースするやいなや爆発的なヒットを記録しました。「エリス・レジーナの娘」という話題性も大きいですが、それ以上に彼女の歌唱力が高く評価されると、その年の国内の様々な賞を獲得、翌年にはラテン・グラミー賞の新人部門で最優秀歌手に選ばれました。2005年にリリースした『Segundo』も大ヒット、その年の最優秀MPB作品に選ばれています。
昨年発表した『Samba Meu』は本格的なサンバに挑戦、こちらはメキシコやポルトガル、イスラエルなどでリリースされ、イギリス、そして日本でも発売が決まりました。
今回の来日は、今のところ群馬と東京の2か所の公演が確定しています。伴奏陣もブラジルを代表するトップ・ミュージシャンで固められる予定です。初来日だけにマリアの気合も物凄く入っているとか。チケットは既に発売中、これは見逃せませんね!!
■マリア・ヒタ 日本公演
<群馬公演>
日時:11/7 (金) 19:00開演
会場:群馬県民会館
座種・料金:S席-6,000円 / A席-4,000円
<東京公演>
日時:11/10 (月) 19:00開演
会場:中野サンプラザ
座種・料金:S席-7,000円 / A席-6,000円
URL:http://www.vivabrasiljapan.com/index.html
Willie Whopper
2008年09月12日
熱狂の第3回ブラジル・フェスティバル、レポート!
今年で第3回目となったブラジル・フェスティバル。日本中からブラジル人やブラジル好きの日本人が集まる日本最大規模のブラジルイベントです。昨年は2日間で約25万人の集客があったというからビックリですね。今年は先週末の6日と7日に開催されました。
会場となったのは東京の代々木公園。代々木公園のイベントと言えばタイ・フェスティバルやアースデイなどが知られていますが、ブラジル・フェスティバルの知名度も急上昇、朝から大混雑となりました。
会場の中にはリングイッサやシュハスコなどを焼くテントが目立ち、ビールなどの飲み物もブラジル製が大半です。水着や靴、CDやDVDなどのお店も立ち並び、ブラジルのフェイラみたいな雰囲気です。ペトロブラスのブースではボンフィンとバンダナの無料サービスもありました。
さて、初日ステージ企画のメイン・アクトはバイーアからやってきたアフロ・ヘギの伝統的グループ、オロドゥン。オロドゥンといえばかつてポール・サイモンやマイケル・ジャクソン、渡辺貞夫とも共演したことのあるバイーアのパーカッショングループです。土臭いパーカッション隊のアンサンブルには多くのファンがいます。この日はカヴァー曲の演奏を中心に、比較的ポップな内容で披露してくれました。
そして翌日、2日目のメイン・ステージは10数年振りの来日となったジョルジ・ベン・ジョールです!!人気司会者セルジーニョの紹介と共にジョルジが登場すると場内はパニック寸前、一気にヒートアップします!おなじみのヒットナンバーを次から次へと披露、開始から50分ほどたった、ちょうどバテリアだけのアンサンブルを演奏していたまさしくその時、ヒューと風が吹いたかと思うとドカーンと雷が鳴り響き、バケツをひっくり返したような大粒の雨が降ってきました!ここで大半の日本人はテントの軒下に避難したのですが、ブラジル人は逆に火か付いたように盛り上がります!!気合の入った一部の日本人も雨に打たれながらブラジル人と一緒に大合唱!!
「パイス・トロピカル」、「Wブラジル」、「タジ・マハール」などなど1時間半以上に渡り、大ヒットナンバーを歌いあげてくれました。お客さんもずぶ濡れになりながら大声援、ステージと客席が完全に一体化した素晴らしいショーとなりました。ショーの後に本人に尋ねたところ、雷が鳴って雨が降り始めたことにより、余計に盛り上げてやろうとヒートアップしたそうです。このステージは「雨のジョルジ・ベン・ジョール」として後世に語り継がれるでしょうね。
既にブラジル・フェスティバルは来年の開催も予定されているとか。行きそびれた方、来年は絶対ですよ!!
Willie Whopper
2008年09月05日
来日ラッシュがピーク!!
(日本公演を直前に控えて盛り上がっているパト・フのメンバー)
9月に入っても暑い日が続いているこの頃、いかがお過ごしですか?
さて、このコーナーでも何度かお知らせしましたが、いよいよ本年度最大のブラジル人ミュージシャン来日ウィークに入りました!
まず、本日赤坂で開催されるのはパト・フーのヴォーカル、フェルナンダ・タカイの単独名義でのコンサート。昨年リリースしたナラ・レオンのカヴァー・アルバムが大ヒット、ボサノヴァの新しい解釈として過去の曲を蘇らせました。今日のショウにはなんとフェルナンダが大ファンだというピチカート・ファイブの元ヴォーカル、野宮真貴さんもゲスト出演するそうですよ!
中部地区の人なら今週末のパト・フーのショウは見逃せません!6日(土)が浜松、7日(日)は豊橋です!豊橋にはパト・フーの兄弟分、TP4も出演します!
東京の代々木公園では週末の6日(土)&7日(日)には先週もお知らせした第3回ブラジルフェスティバル。土曜日はオロドゥン、日曜日がジョルジ・ベン・ジョールです。当日は天気が心配ですが、きっと熱気で雨も蒸発してしまうでしょう!!前座バンドも数組の在日ブラジル人のグループが登場、見逃せません!
日本では人気のシンガー、ジョイスも5日(金)から7日(日)までブルーノート東京でショウをやっています。
週が明けて9日(火)はTP4の東京公演、そして翌10日(水)には待望のパト・フー東京公演です!渋谷系の聖地、クラブ・クアトロでの公演はブラジル音楽ファンでなくとも必見です!
更に!翌11日(木)はジルベルト・ジルが10年振りに東京でショウを開催します!14日(日)は名古屋で、15日(月)には無料ライブも予定されています!
ざっと挙げただけでもこんな充実した1週間です!!盆と正月が一度に来たというのはこういうことでしょうか?ブラジルの一地方都市に住んでいたとしてもこれだけのショウを一度に観れることはまず無いでしょう。
毎日ブラジル音楽を浴びるように聴いている人も、まだ聴き始めたばかりという人も、このチャンスを決して見逃さないようにして下さい!!
Willie Whopper
2008年08月29日
第3回ブラジルフェスティバル開催!!

急に秋らしくなってきましたがいかがお過ごしでしょうか?風邪など引かないように体調管理には気をつけたいですね。
さて、本日は今年の夏の終わりを飾るに相応しいビッグ・イベントをご紹介します。日本最大のブラジル・イベント、「第3回ブラジルフェスティバル」。昨年は代々木公園で2日間に渡り開催、なんと約25万人もの人が訪れました。バイーアの雄、アザ・ヂ・アギアとリオの常勝エスコーラ、ベイジャ・フロールとネギーニョの熱狂的なステージは記憶に新しいですね。
第3回となる本年も素晴らしいアーティストの出演が決まっています。6日(土)はバイーアのブロコ・アフロ、オロドゥン。先週より既に来日しており、佐渡島で開催された「アース・セレブレーション」に出演、その勢いで登場します。
7日(日)は、なんと16年振りの来日となるジョルジ・ベン・ジョールが出演します!ジョルジ・ベン・ジョールといえば、サンバとロックを融合させ大成功したアーティスト。セルジオ・メンデスが世界的に大ヒットさせた「マシュ・ケ・ナダ」や、「ショビ・シュバ」、「パイス・トロピカル」などなど数々の楽曲が有名ですね。最近も「タジ・マハール」が日本で車のCMに使われました。デビュー以来40年以上第一線で活躍し続けているスーパースターです。
実は、先日ジョルジにインタビューしました!!今回の来日について意気込みを尋ねたところ、「日本は僕にとって特別なところだ。日本料理も大好きだ。ブラジル人が大勢デカセギとして日本で働いていることも知っているよ。彼らをいつも応援している。」と日本への熱い思いを語ってくれました!ヒット曲満載のステージになるそうで、これは必見ですよ!
当日はブラジル料理やグッズなどを販売する屋台も立ち並び、「ここはブラジル!?」となること請け合い、地方からも大勢のブラジル人、ブラジルファンが遊びに来ます。私も会場で取材していると思いますので、見かけたら声をかけて下さい!!
■第3回ブラジルフェスティバル
主催:在日ブラジル商業会議所
日程:9月6日(土)、7日(日)
時間:11時~18時
場所:渋谷代々木公園イベント広場
入場:無料
電話:03-3597-5310
http://www.festivalbrasil.jp/
Willie Whopper
2008年08月22日
サンパウロでボサノヴァ誕生50周年記念展覧会!

今年はボサノヴァ誕生50周年。ブラジルでも幾つか関連イベントが開催されていますが、今日はサンパウロのイビラプエラ公園でちょうど開催されている2つの展覧会をご紹介しましょう。
まずは、Ocaという施設で開催されている「Bossa na Oca」。半球状の不思議な建物、Ocaの中をフル活用したこちらのイベントは、まず会場に入るとボサノヴァの歴史を紹介したパネルが時代の流れとともに掲示されています。当時の世相や流行などもあわせて紹介されており、50年代後半から60年代前半までのブラジル社会の成長ぶりが手に取るように伝わります。巨大な試聴機では、モニターに手をかざしてレコードを選んで、聴きたい曲をチョイスするというちょっと面白いシステムが導入されています。フロアを上がるとトム・ジョビンやヴィニシウス・ヂ・モラエス、ジョアン・ジルベルトといったボサノヴァ界の巨人のエピソードをプロジェクターで上映していて、短時間でボサノヴァを理解することができます。地下にはコパカバーナ海岸の砂浜と、お馴染みのタイルの模様が再現、リオの雰囲気を醸し出しています。展示物はそう多くありませんが、じっくり時間をかけて見たいですね。
同じくイビラプエラ公園内にあるビエンナーレで開催されているのは「Bossa '50」というイベント。こちらは入場無料です。数多くのオリジナルLPの展示や、当時の新聞や週刊誌の切り抜き、ファッション・デザイナーのホナウド・フラガがボサノヴァからインスピレーションしたワンピースなどが展示されています。当時のボサノヴァが演奏されていたクラブや、家庭のリビングルームを再現した一角は、現代にも通用するハイセンスな雰囲気です。会場の外にはBossa Cafeと名付けられたカフェコーナーやオリジナル・グッズを販売するコーナーもあり、ボサノヴァ・ファンにはたまらないものですね。
「ブラジルでボサノヴァは聴かれていない」とはよく言われていますが、実際の所は好きな人は好きですし、愛好者は意外に多いですよ。既に2万人以上がこれらのイベントに入場したそうですから、決して消え去った訳ではありませんね。この時期、サンパウロを訪れる予定のある方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
■ Bossa na Oca
会場:Oca
場所:イビラプエラ公園内
営業時間:10~21時(月曜休)
入場料:R$20
*9月7日まで
■ Bossa '50
会場:Pavilhao da Bienal
場所:イピランガ公園内
営業時間:10~20時(月曜休)
入場料:無料
*8月24日まで
Willie Whopper
2008年08月15日
もうすぐ浅草サンバカーニバル!!

8月の最終土曜日は毎年恒例の浅草サンバ・カーニバルが開催されます。今年は30日ですね。今日は浅草サンバ・カーニバルの楽しみ方を紹介しましょう。
浅草サンバ・カーニバルに出場しているチームは3つのブロックに分けられます。最初に登場するのは地元の小学校の鼓笛隊や警察の音楽隊などです。これはエンターテイメント・リーグといいます。2番目のブロックはS2リーグ。こちらは個性的なチームが多いです。バイーア・スタイルのサンバ・ヘギを演奏するグループもいれば、侍?の格好でパレードするチームもいたりして目が離せません。そして浅草サンバ・カーニバルといえば絶対に観ておきたいのが最後に登場するS1リーグです。
S1リーグはリオデジャネイロのサンバ・カーニバルに出場するエスコーラを踏襲したもので、1チーム300人前後が参加します。リオ同様、ダンサーやバテリア(打楽器奏者)などで隊列が組まれ、山車も本格的なものを作ります。また、当日歌うサンバの曲も、この日の為に作られた各チームのオリジナル・ソングです。なんとCDまで販売されています。出演者の中には実際にリオやサンパウロのカーニバルに主演経験のある方も多く、技術的にも本場に負けていません。
さて、鑑賞のポイントですが、当日はまだまだ日差しが厳しいので汗を吹くタオル、飲み物は忘れずに。場所取りも重要ですが、最初から観ていると途中で帰る人も多いので、そういったところに入れてもらえばいいでしょう。一人だとトイレにも行きづらいのでグループで観た方がいいかもしれません。出演するチームは、それぞれテーマがあります。今年なら「ボサノヴァ50周年」、「日系移民100周年」などをテーマにあげているチームもあります。パンフレットなどを無料配布していますので、それをもらって読みながら観ると理解も深まると思います。
ところで、浅草サンバ・カーニバルに参加している人ってどんな人達?と思う方も多いとは思いますが、大半は普通の人達です。学生もいればサラリーマン、自営業の人もいます。特別な人は多くはいません。一度出たら病みつきになるらしいですよ。まだ参加を受け付けているチームもありますので、問い合わせてみてはいかが?
Willie Whopper
タグ :ブラジル浅草サンバカーニバル
2008年08月08日
V.A.『FLORES DO CLUBE...』

V.A. - FLORES DO CLUBE DA ESQUINA
Emi・2008
Emi・2008
ブラジルで三番目に大きな街、ベロオリゾンチを有するミナスジェライス。かつては金、銀、ダイヤモンドなどの産出地として知られ、一攫千金を狙って多くの人々がこの内陸の街に集まりました。やがてゴールドラッシュが一段落し落ち着きを取り戻したミナスは、多くの政治家や芸術家を生み出し、リオデジャネイロともサンパウロとも違った独特の文化を持っています。
ミナスの音楽はいくつもの種類がありますが、中でも世界的に有名なのは70年代初頭、ミルトン・ナシメントやロー・ボルジス、トニーニョ・オルタといったアーティストが提唱した「クルービ・ダ・エスキーナ」ではないでしょうか。クルービ・ダ・エスキーナは、ミナス州に伝わる土地の音楽、いわゆるムジカ・ミネイラをベースに、教会の讃美歌のハーモニーや、ジャズやロックのエッセンスをスパイスに、ミナス生まれの若者達が生みだした音楽です。ビートルズも好きだし、ジャズも聴く、でも僕たちはミネイロ(ミナス出身)なんだ!という熱い思いが音楽に込められ、ブラジル国内はもちろん、海外でも広く人気を得ました。特に米国のジャズ・シーンにも大きな影響を与え、70年代以降のジャズの流れを変えてしまったほどです。
この作品はクルービ・ダ・エスキーナの名曲の数々を、今をときめく女性シンガー達がカヴァーしたという良企画。まず参加した顔ぶれを見ただけでもすごいです。1曲目のイベッチ・サンガーロから、日本でも人気のホベルタ・サーとヴァネッサ・ダ・マタ、ポップ・ロック界からはルイザ・ポッシとマルジョリー・エスチアノ、テレーザ・クリスチーナはセウ・ジョルジとデュエットしています。9月に来日予定のパト・フのフェルナンダ・タカイは御大ミルトンとデュエットしていますよ。
こういったカヴァー企画は、一度に多くのシンガーを聴ける点がいいですね。気になった曲があればオリジナル作を聴いてみてください!!
Willie Whopper
2008年08月01日
アース・セレブレーションで夢の競演!

今日から8月に入りました!いよいよ夏本番です!8月も多くのブラジル音楽イベントが予定されていますが、中でも最大級のイベントが今回お知らせする「アース・セレブレーション2008」です。
アース・セレブレーションは、今年で21回目を数える長寿イベント。佐渡島に本拠地を置く和太鼓のグループの鼓童が、世界各地の公演で出会ったアーティストを招いて送る国際芸術祭です。
今年はブラジルのサルバドールのグループ、オロドゥンがやってきます!!オロドゥンといえば今や世界中にファンがいるブロコ・アフロ。1979年にサルバドールにて地元の若者達を中心に結成、サンバ・ヘギ(サンバ・レゲエ)のスタイルでパレードをするNPO団体です。ポール・サイモンとの共演で世界的に有名になりました。ラスタ・カラーがトレード・マーク。日本にも数回来日したことがあり、最近では愛知万博にジュニア・チームが出演したのも記憶に新しいところです。
今回は、鼓童との合同ステージもあるそうで、いったいどういう内容になるのか非常に楽しみですね。東京や大阪からは臨時バスも出るそうで、夏休みを取って行ってみてはいかがでしょう?
■アース・セレブレーション2008(オロドゥン出演部のみ抜粋)
□「ブラジルナイト」
日時:8月23日(土)17:15開場 18:30開演
出演:オロドゥンwith鼓童
料金:当日5000円
□「祝祭」
日時:8月24日(日)17:15開場 18:30開演
出演:オロドゥン、鼓童
料金:当日5500円
会場:新潟県佐渡市 城山公園内
http://www.kodo.or.jp/ec/ (PC)
Willie Whopper
2008年07月25日
今週末は大泉祭り!
約5000人ものブラジル人が生活している群馬県大泉町。人口の1割を占めるというだけあって、町を訪れるとブラジル料理店や雑貨店、レンタルビデオ店などが立ち並び、多くのブラジル人の姿を見かけます。今年はブラジル交流年ということもあり、大泉町で生活しているブラジル人の話題がテレビや新聞などで取り上げられることも多くなりました。
さて、その大泉町で年1回開催されているのが大泉祭り。もともとは町のお祭りということで地元の商工会や子供たちによるみこしやパレードが中心だったのですが、数年前から地元のブラジル人有志がブラジル・スタイルの屋台を出すようになりました。シュハスコやパステウといったブラジルの味は一般の人たちにも評判がよく、毎年規模が大きくなり、3年前からは野外ステージにてブラジル音楽やカポエィラ、ブラジル人による水着のショーなども開催されるようになりました。
今年も地元の人気グループ、ノーヴォ・テンポをはじめ、幾つかのブラジル音楽系グループや、カポエィラのデモストレーションなど様々な出し物が予定されているそうですよ。近隣のショップもほとんど通常営業していますので、まだ大泉に行かれたことのない方は、この機会に一度いかがですか?
■大泉祭り
【日時】 7/26(土)、27(日)
【場所】 群馬県邑楽郡大泉町 国道354号線沿いにて開催
*ブラジル・ステージは西小泉駅を降りて右側の公園に野外ステージが設営される予定です。
<大泉までのアクセス>
【電車の場合 (東京方面から)】
・JR、または東武伊勢崎線で「久喜駅」まで
・「久喜駅」より東武伊勢崎線で「館林駅」まで
・「館林駅」より東武小泉線で終点「西小泉駅」下車
* 乗り継ぎにもよりますが、新宿、浅草から約2時間半です。
【車の場合】
・東北自動車道で館林インター下車
・国道354線を大泉方面へ約30分
Willie Whopper
2008年07月18日
映画『シティ・オブ・メン』の公開記念イベント開催!!
2003年、日本でも公開されたブラジル映画『シティ・オブ・ゴッド』。リオデジャネイロのファヴェーラでの少年マフィア団の抗争を描いたこの作品は、ブラジルに関心を持つ人達はもちろん、一般の映画ファンまで巻き込んで大きな話題となりました。出演した役者のほとんどは実際にファヴェーラに住む若者達。セリフには彼らが日常的に使っているスラングを多用、演技もアドリブを重視し、フィクションといえどもリアリティ溢れる内容に仕上げ、国内外で高く評価されました。
ブラジル現地ではこの映画の大ヒットを受けて、TVドラマシリーズが製作されました。舞台を現代のファヴェーラに移し、そこで生きる2人の少年(マフィアの構成員ではなく、一般人として)を主人公に、よりリアルなファヴェーラでの暮らしを描きました。なんと50%以上の視聴率だったそうですよ。
今回、日本で公開される『シティ・オブ・メン』は、このTVシリーズの劇場版完結編となる作品です。ファヴェーラに暮らす幼馴染みの2人の少年、アセロラとラランジーニャ。この2人を取り巻く友情や家族愛、貧しくとも真面目に生活しているファヴェーラに住む一般の住民達、そしてファヴェーラに住む以上、切りたくとも切れぬマフィア団との関係など、現代のブラジルで大きな社会問題となっているファヴェーラについて鋭く描いています。(TVシリーズは日本でも一部タイトルがDVD化されていますので、事前に観ておくとより楽しめると思います。)
それでこの映画『シティ・オブ・メン』の公開を記念して、公式イベントが開催されることになりました!!リオデジャネイロのファヴェーラで誕生、大人気となっている新しいスタイルのクラブ・ミュージック、「ファンキ・カリオカ」。ファンキ・カリオカを流すクラブはリオだけで500か所以上あると言われています。この映画の中にもファンキ・カリオカのパーティー(「バイリ・ファンキ」と呼ばれます。)のシーンがあります。
今回は逗子海岸にあるブラジル・スタイルの海の家Pilequinhoにて、このバイリ・ファンキ・パーティーを再現したいと思います!!参加するのは、日本でファンキを広めた第一人者の露骨キットさん、テイ・トウワやクレモンティーヌ、セニョール・ココナッツといったアーティストにクラブ・ミュージックの楽曲を提供、自身も大のブラジル音楽ファンと言われる安田寿之さん、そしてブラジル的見地から私もDJやります!!他にも2組のファンキ・ダンスのショーや無料鑑賞券等が当たるプレゼント・コーナーがあったりと盛りだくさんなイベントです。映画とあわせて、こちらものイベントもぜひチェックしてみてください!!
■映画『シティ・オブ・メン』
配給:アスミック・エース
8月9日(土)より渋谷シネ・アミューズ、8月下旬より全国順次ロードショー。
■映画『シティ・オブ・メン』公開記念公式イベント Baile na Favela
日時:7月27日(日)15:00~20:00
会場:Pilequinho(神奈川県・逗子海岸)
Charge:2000円(1ドリンク付)
出演:DJ/ 露骨kit、安田寿之、Willie Whopper
Dance Show/ Anita&Asami、Clube da Paixao
ブラジル現地ではこの映画の大ヒットを受けて、TVドラマシリーズが製作されました。舞台を現代のファヴェーラに移し、そこで生きる2人の少年(マフィアの構成員ではなく、一般人として)を主人公に、よりリアルなファヴェーラでの暮らしを描きました。なんと50%以上の視聴率だったそうですよ。
今回、日本で公開される『シティ・オブ・メン』は、このTVシリーズの劇場版完結編となる作品です。ファヴェーラに暮らす幼馴染みの2人の少年、アセロラとラランジーニャ。この2人を取り巻く友情や家族愛、貧しくとも真面目に生活しているファヴェーラに住む一般の住民達、そしてファヴェーラに住む以上、切りたくとも切れぬマフィア団との関係など、現代のブラジルで大きな社会問題となっているファヴェーラについて鋭く描いています。(TVシリーズは日本でも一部タイトルがDVD化されていますので、事前に観ておくとより楽しめると思います。)
それでこの映画『シティ・オブ・メン』の公開を記念して、公式イベントが開催されることになりました!!リオデジャネイロのファヴェーラで誕生、大人気となっている新しいスタイルのクラブ・ミュージック、「ファンキ・カリオカ」。ファンキ・カリオカを流すクラブはリオだけで500か所以上あると言われています。この映画の中にもファンキ・カリオカのパーティー(「バイリ・ファンキ」と呼ばれます。)のシーンがあります。
今回は逗子海岸にあるブラジル・スタイルの海の家Pilequinhoにて、このバイリ・ファンキ・パーティーを再現したいと思います!!参加するのは、日本でファンキを広めた第一人者の露骨キットさん、テイ・トウワやクレモンティーヌ、セニョール・ココナッツといったアーティストにクラブ・ミュージックの楽曲を提供、自身も大のブラジル音楽ファンと言われる安田寿之さん、そしてブラジル的見地から私もDJやります!!他にも2組のファンキ・ダンスのショーや無料鑑賞券等が当たるプレゼント・コーナーがあったりと盛りだくさんなイベントです。映画とあわせて、こちらものイベントもぜひチェックしてみてください!!
■映画『シティ・オブ・メン』
配給:アスミック・エース
8月9日(土)より渋谷シネ・アミューズ、8月下旬より全国順次ロードショー。
■映画『シティ・オブ・メン』公開記念公式イベント Baile na Favela
日時:7月27日(日)15:00~20:00
会場:Pilequinho(神奈川県・逗子海岸)
Charge:2000円(1ドリンク付)
出演:DJ/ 露骨kit、安田寿之、Willie Whopper
Dance Show/ Anita&Asami、Clube da Paixao
Willie Whopper
2008年07月11日
本場のブラジル音楽を体感するブラジル・ツアー、開催決定!!

昨日7月10日は何の日かご存知でしょうか?今から50年前のこの日、ボサノヴァの創始者の1人と言われているジョアン・ジルベルトが「シェガ・ヂ・サウダーヂ」を録音したことから、巷では「ボサノヴァの誕生日」と呼ばれているそうです。
今やボサノヴァという音楽は日本でもすっかり定着しましたね。街を歩けばいろんなショップからBGMにボサノヴァが聴こえてきますし、趣味で歌ったりする人も凄く増えました。ひと昔前だとジョアン・ジルベルトが来日するなんて想像もできませんでしたが、今年も4回目となる来日公演が発表されました。それも約2万人動員予定というから驚きです。
その一方で、昨今の日本においてボサノヴァがブラジルの音楽であるということが軽視されているような風潮も感じます。ボサノヴァはサンバから派生したものであり、サンバを知らずしてボサノヴァは決して歌えないです。お洒落なアイコンとしてボサノヴァがメディアに取り上げられ、広く紹介される事は構わないですが、表層的なところだけでなく、ボサノヴァの持つ本質的な面(ブラジリダーヂ)もきちんと伝えていきたいですね。
さて、それはさておき、昨年に引き続き今年も9月にAparecida主催でブラジル・ツアーを開催することが決定しました!
ブラジルというと「ポル語は話せないし治安もあまり良くないと聞くし、とても1人では旅行できないよ~!」という方は大勢います。また、既存のパック旅行になると短期間でアマゾンやイグアスの滝まで廻ったりするので、費用もかなり高額になってしまい、気軽に申し込めないという話もよく聞きます。
そこで、Aparecidaではブラジル音楽に興味を持つ人に特化した、まさにブラジル音楽ファンのためのブラジル旅行を企画しました。予定では、バイーアのサルバドールでアシェーのショウやカンドンブレを見学、リオデジャネイロではアントニオ・カルロス・ジョビンのお墓参りや名曲「イパネマの娘」が書かれたといわれるレストラン、もちろん本場のサンバやボサノヴァのライブも毎晩観に行きます。中古レコード店や楽器店などの散策も予定に入れていますので、買い物好きな方も満足出来ると思います。もちろんキリスト像やポン・ヂ・アスーカルなど代表的な観光名所も廻りますのでご心配なく。
内容を詳しく聞いてみたい方はお気軽にお問い合わせ下さい!!

■Aparecida主催ブラジル・ツアー
~本場のブラジル音楽に触れる11日間~
日程: 9月13(土)~23(火)
行程: 成田発~サルバドール~リオデジャネイロ~成田着
(オプションでサンパウロ滞在延長可能)
費用: 約40万円(レート、燃料費の変動で費用が多少変わります)
協力: アルファインテル南米交流
お問い合わせ: Aparecida Tel:03-3335-5455
Willie Whopper
2008年07月04日
今週末は逗子で海の家イベント!!

7月に入りました!夏の始まりです!夏といえば「海」ですね。という訳で、今週末の6日(日)に神奈川県の逗子海岸でブラジル音楽のイベントを開催します!
首都圏で活躍している若手のミュージシャンとDJが一堂に集まるゴージャスな企画、『Palco de Sangue Bom!!!』。ボサノヴァやMPBのスタンダードのナンバーを弾き語り中心で聴かせてくれる演奏コーナーと、新旧のブラジル音楽を隅々まで流してくれるDJが交互に出演、昼下がりの午後から夕暮れまでタップリとブラジル音楽に触れることができるイベントです。
会場のピレキーニョはブラジル・スタイルの海の家。パステウやサウガヂーニョ、ブラジル風の焼きそばまでメニューにあるとか!?もちろんカイピリーニャもあります!
天気予報は今のところ曇りですが、きっと晴れます!一度受付をすれば出入りは自由ですので、砂浜で体を焼いたり水辺で遊んできて、つかれたら生演奏を聴く、なんて楽しみ方もできます。私もDJの部で出演します。話題のテクノ・ブレーガなどをかけたいと思っています!
それでは、お待ちしています!!
■Palco de Sangue Bom!!!
日時:7月6日(日)15:00~20:00
会場:PILEQUINHO(神奈川県逗子海岸)
URL(PC):http://www.pilequinho4u.com/
Charge:2,000円(1ドリンク付)
【出演(敬称略)】
☆演奏の部
荒井めぐみ
Novo
コッポ・ド・ヂア選抜サンバ・チーム
サンジュー&シニオール
近田ゆうき
みうらしゅんいち
吉野幸子
他
☆DJの部
Willie Whopper
5代目
スナッチ・サンガーロ
日向葵
Paulistado
マツザワ
Minorch
他
Willie Whopper
2008年06月27日
今夏のブラジル人ミュージシャン来日速報!

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?首都圏では雨が続いていた中、本日は久しぶりに晴れ間をのぞかせています。来週から7月、夏はそこまで来ています!!
今年はブラジル交流年ということもあり、この夏には例年にないほどの多くのブラジル人ミュージシャンが来日、公演を予定しています。早速いくつか紹介してみましょう。
まずは、昨年15年ぶりの来日を果たしたエグベルト・ジスモンチ。ギターやビオラ・カイピーラ、ピアノといった楽器を圧倒的なテクニックで演奏すると、その高い技術が話題になりました。そのルーツとしてインディオ達の伝承歌やアフリカのリズムを感じ取ることができ、ブラジル音楽の深い世界観を提示してくれました。今年はオーケストラの共演(!)と単独ステージの2回が予定されています。
■ジスモンチ オーケストラ コンサート
日時:7月3日(木)19:00
会場:紀尾井ホール
共演:東京フィルハーモニー交響楽団
■エグベルト・ジスモンチ(単独公演)
日時:7月7日(月)19:00
会場:浜離宮朝日ホール
同じく7月に来日するのが、なんとアマゾンの密林で暮らすインディオのカランジャ族。今まで、酋長クラスのインディオが日本に来日したことはあったのですが、部族が総出で来日するのはこれが初のケースだとか。原始的でティピカルな歌と踊りを披露するそうです。ブラジル音楽の原点がここにある?!
■ブラジル、アマゾンの文化~カラジャ族の芸能
日時:7月16日(水)・17日(木)19:00
会場:草月ホール
続いては、バイーアの有名なサンバ・ヘギの集団、オロドゥン。愛知万博の時にジュニア(子ども)チームが来日しましたが、今回はレギュラーメンバーとなります。サンバ・ヘギは日本でもだいぶ知られていますね。リオのサンバとは違った、よりアフリカ寄りの黒いグルーヴ感を味わいましょう!
■オロドゥン日本公演
日時:8月23日(土)
会場:佐渡島(他、東京、沖縄等予定。)
ブラジルの現役文化大臣、ジルベルト・ジルも10年ぶりの来日が決まりました。新アルバム『Banda Larga Cordel』をリリースしたばかりで、気を吐いているところです!!
■ジルベルト・ジル
日時:9月11日(木)
会場:国際フォーラム(他、名古屋、横浜等予定)
最後に、この人も超大物、実に16年ぶりの来日となるのがジョルジ・ベン・ジョール。あの「マシュケナダ」の作曲者です。会場は昨年アザ・ヂ・アギアが出演した代々木のブラジル・フェスティバルの特設ステージ。ブラジル人観客も全国から集まってきて盛り上がりは必至です!!
■ジョルジ・ベン・ジョール
日時:9月7日(日)
会場:代々木公園(第3回ブラジルフェスティバル)
他にも、昨年来日したミュージシャン夫婦が自らのグループで再来日したり、ファンキ界でブレイクを果たした女性シンガー、MPBの中堅女性シンガーがピアニストと一緒に来日、などなど、水面下ではいろいろ決まりつつあるみたいですよ。公式発表がありましたらこちらでも発表しますね!!
Willie Whopper
2008年06月20日
日系人バンドあれこれ

今週の水曜日に、ブラジリアで盛大に開催された日本ブラジル移民100周年式典。ルーラ大統領と皇太子殿下も出席されるとテレビや新聞等で大きく紹介されました。ブラジルと日本の今までの友情を振り返り、これからの100年のスタートとなる、そんな意義深いイベントでした。
さて、現在の日本には約32万人のブラジル人が生活しています。彼らの多くは日系人。Dekassegui(デカセギ)として日本に働きに来ている人々です。1990年に入国管理法が改正してから、ブラジルの日系人は続々と来日、工場などで働き始めました。故郷を懐かしむブラジル人のお客さんを見込んだブラジル料理店や雑貨店なども次々とオープン、日本各地に「ブラジル・タウン」と呼ばれるエリアが誕生しました。静岡県浜松市や群馬県大泉町はその代表的な存在ですね。
当初、ブラジル人の多くは数年間一生懸命働いてお金を貯め、ブラジルに帰国するというケースが多かったのですが、最近では日本に定住、永住を決意する人も多いです。仕事だけでなく余暇を満喫したいという願望も高まり、フットサルのチームやダンス・サークルなども結成されています。その中でも人気なのがバンドを結成してライブ活動すること。聞くところによると在日ブラジル人コミュニティの中で活動しているバンドは確認されているだけでも600を超えるというから驚きです。今日はそんな日本のブラジル・タウンで活躍している日系人バンドを幾つか紹介しましょう。
まずは、大泉を拠点に活動しているCIAノーヴォ・テンポ。ギターのジョアンと奥さんでヴォーカルのマルシアからなる夫婦デュオです。主にセルタネージョやフォホーなどを歌っています。マルシアは全伯カラオケ選手権で優勝した実力を持っています。この季節はフェスタ・ジュニーナが各地で開催されていることもあり、ひっぱりだこで、今月29日は六本木で演奏するそうですよ。CDもリリースしています。
続いては浜松を拠点に活動しているノーヴォ・エスケーマ。工場で出会ったパゴーヂ好きの仲間が集まり結成、昨年はCDを自主制作しました。代々木公園で開催されたブラジル・フェスティバルにも出演したので観た方も多いでしょうね。今年は東京方面での演奏活動に力を入れていくそうです。
同じパゴーヂを演奏しているヴェン・サンバールは山梨在住のグループ。彼らは一昨年CDをリリース、驚くことにブラジル凱旋公演を行っています。ブラジル国内でのメジャーデビューを視野に本格的に活動しています。
最後に、名古屋で活動しているのはヴィア・ブラジル。アシェーからサンバ、ボサノヴァまで幅広いレパートリーが特徴です。ヴォーカルのネロさんはエリス・ヘジーナと同じ歌の先生からレッスンを受けていたとか。パンチある歌が魅力です。
日系人のバンドは、日本語を喋れる人がいなかったり、ホームページが無かったり、そもそも告知がブラジル人コミュニティ内だけだったりするので、熱心な日本人のブラジル音楽ファンの間でも情報をつかみ切れていないのが現状です。でも実際その演奏を聴いてみるとかなりハイクオリティなことをやっていてビックリさせられます。正直、プロの日本人自称ブラジル系ミュージシャンよりグッと来る演奏をしているバンドは数多いですよ。
興味があれば是非スケジュールをチェックして一度彼らの演奏を聴きに行ってください!
Willie Whopper











